私は、20代中盤あたりで、今の会社に中途入社の形で正社員として入社しました。
配属されたのは、自社の業務ではなく、親会社の親会社の会社に常駐するような形の
業務からスタートでした。
一緒に業務を担当する同じ会社の先輩はいましたが、業務上の上司は親会社の
年配者の方だったりで、非常に言動に気を付けながら働いていました。
業務がかなり高稼働だった事もあり、周囲の方は非常にぴりぴりした状態で、
声をかけるたびに「……はい。なんですか。」といった感じでした…:(´ºωº`):
そんな中、自分の伝えたい事を自分なりに伝えますが、中々うまく伝わらず…
「ん…?で、結局何が言いたいの?」と、聞き返されてしまうことが多々ありました。
話しかけるのにも勇気がいるし、内容もうまく伝えられず、
悩んだり、落ち込む事もありました。
そんな時、たまたま先輩らが話しているのを聞いて気づいたのが、
「結論から先に言うことが大切」かも?という事でした。
どういう事か、簡単な例を出しながら書きたいと思います。
話の目的はなんだろう?と思わせてしまっていた
例えば、何でもないような時に、「今大丈夫ですか?」と話しかけられると、
”ん?なんだろう?”となった上で、「大丈夫です。なんですか?」となると思います。
でも、これが、仕事中や忙しい時に、「今大丈夫ですか?」と話しかけられると、
”ん?なんだろう?忙しいんだけどな”となった上で、
「忙しいですが、なんですか?」となると思います。
これは、話次第で、今聞くか聞かない(後で聞く)かを判断しないといけなくなっていて、
「今、忙しい」の一言で返せず、とりあえず聞かざるを得ない状況になっていると
思います。
この状態で、目的が掴めない話を長々とされてしまうと、イライラしてしまうのだなと
気付きました。(もちろん、多少個人差はあるとは思いますが…)
結論(や目的)を先に伝えてみた
そこで実践してみたことは、ひたすら結論から・・結論から・・と
意識して話すようにしたことでした。
話しかけるときは、
「急ぎではないのですが、報告(伝えたい事)が…」や、
「急ぎで報告(伝えたい事)したい事が…」といった形で伝え、
話自体も、
「至急性はないと思うのですが、xxといった問題が発生しました。」
というように、ひたすら先に結論を伝えるように心がけるようにしました。
結果、
「なるほど。さっき作業していた件?」や
「お客様からは何か連絡はきている?」など、
相手に状況を早く把握してもらえた上で会話が進むようになりました。
結論から伝えると、色々といい事がある!
例えば、「急ぎではないのですが、報告(伝えたい事)が…」と話しかけられた時、
忙しい場合などには、「ごめん。今忙しくて、後でもいいかな?」となり、
相手の方としても自分としても、いやな気持ちになることはなく話が終えられると思います。
かつ、後でその人の都合のいいタイミングで話を聞いてもらえるという安心感が生まれました。
仮にどうしても急ぎで報告しなければいけない場合などには、
「急ぎで、報告(伝えたい事)したい事が…」と話しかけられれば、
「はい。なんでしょう。」と、即時で聞いてもらえる状態になると思います。
これだけでも、私としては気持ち的に違いましたが、
先に目的を伝えておくと、その内容を聞く態勢をとってもらえるので、
その後の会話もスムーズになりました。
この、聞く態勢をとってもらえるという点も非常に重要で、
先にその後の話の展開がわかっていると、聞いている側は、頭の中で内容を組み立てながら、
話を聞けることに気付きました。
聞く態勢をとってもらえると、話はスムーズに進む
簡単なイメージでは、以下のようなイメージかなと思います。
報告 → 発生した事象、原因、影響など、その内容に合わせた対処をするつもりで聞く。
連絡 → 周知を受けるようなイメージで聞く。(基本、聞くだけのつもりで聞く)
相談 → その人が何で困っているのか、どうしてほしいのか、その辺りにアンテナを張って聞く。
最初に、「xxです」と伝えて話し始めるのは、
聞く側としても、話す側としても、いい感じそうですよね。
まとめ
結論!
結論から伝える事はとても有効であると、私は思います。
私は社会人として働き10年ほどが経ち、今では管理職も任されていますが、
未だにこの事は意識しながら仕事をしています。
中々伝えたい事が伝わらなくて悩んでいる方、業務上で説明等をする事が苦手な方は、
結論を先に伝えるように(結論が先に伝わるように)話す
ようにしてみると、きっといい方向に変わると思いますよ。
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